ワンホール水栓の取り付けを
検討している段階では
設置条件や構造の違いが
分かりにくいことがある。
見た目が近い製品でも
取付穴径やシンク板厚の条件が異なり
設置できないケースがある。
この記事では
ワンホール水栓の構造
設置条件
使用環境を整理する。
ワンホール水栓は
シンクに開けられた
1つの穴を使って取り付ける構造をとる。
取付穴は1つだが
内部では給水と給湯の
2系統が独立して通る傾向がある。
吐水部はスパウトと呼ばれる
アーム状の部品で構成される。
スパウトの長さや高さは
製品によって異なり
シンクの寸法との照合が必要とされる。
操作部はシングルレバーが主流で
1本のレバーで
吐水・止水・温度調節を行う構造が多い。
レバーの動作軸は
製品によって
上下操作型と前後操作型に分かれるケースがある。
取付脚はシンク穴を貫通して
シンク下面からナットで固定する構造をとる。
取付脚の径と長さは
シンクの板厚や穴径の条件と
照合が必要となる。
ホース接続部は
取付脚の下部に設けられており
給水・給湯それぞれに
フレキ管またはホースを接続する構造が多い。
製品によっては
ホースが本体と一体化した構造をとる
ケースがある。
取付穴径は
設置条件の中で
最初に確認する項目となる。
一般的なワンホール水栓の
対応穴径はφ35〜φ40mm程度とされるが
製品ごとに対応範囲が異なる。
シンク板厚も
設置条件として確認が必要とされる。
板厚が取付脚の対応範囲を超えると
固定ナットが届かず
設置できないケースがある。
ステンレスシンクと
人工大理石シンクでは
板厚が異なる傾向がある。
止水栓の位置と形状も
設置条件に含まれる。
シンク下キャビネット内に
止水栓がない場合は
元栓からの工事が必要になるケースがある。
給水・給湯の接続口の向きも
確認が必要とされる。
接続口が横向きか下向きかによって
使用するフレキ管の形状が
変わるケースがある。
シンクの素材も
専用部材の要否に関わる条件だ。
人工大理石やホーローなど
素材によっては
取り付け時にパッキンや当て板が
必要になるケースがある。
既存水栓の型番が確認できる場合は
同一メーカーの後継型番を
照合する手順が一般的とされる。
型番が不明な場合は
取付穴径・板厚・接続方式を
現場で計測した上で
対応型番を絞り込む手順となる。
シンクの幅は
スパウトの回転範囲に影響する。
壁や周辺部材との距離が短い場合
スパウトの可動範囲が
制限されるケースがある。
シンクの深さも
使用環境として確認が必要とされる。
スパウトの吐水口高さが
シンク上端と近い位置にある場合
大きな鍋への給水が
しにくくなるケースがある。
コンロとの距離は
スパウト先端の可動範囲に関わる。
スパウトがコンロ側に向いた際に
干渉するケースがある環境では
スパウト長の確認が必要とされる。
浄水器や食洗機との
併用環境では
分岐口の有無が
製品選定に関わるケースがある。
分岐口が本体に設けられているかどうかは
型番ごとの仕様で確認する必要がある。
引き出しホースが付属する製品では
シンク下に
ホースの収納スペースが必要となる。
キャビネット内の構造によっては
収納に支障が出るケースがある。
ワンホール水栓の取り付けでは
複数の条件を順に確認することで
設置可否を判断しやすくなる。
一般的には
取付穴の数
取付穴径
シンク板厚
止水栓の位置
シンク下の収納スペース
の順で確認するケースが多い。
これらの条件を
事前に整理してから
対応する型番を検討することで
設置できないケースを防ぐことにつながる。
ワンホール水栓は
外見が近い製品でも
取付穴径・板厚・スパウト寸法が
製品ごとに異なるケースがある。
穴径が同じでも
板厚の対応範囲が合わない場合は
別の型番を検討することになる傾向がある。
スパウトの高さと長さは
シンク寸法との照合が必要とされる。
高さが合わない場合は
吐水時の水はねや
使いづらさが生じるケースがある。
引き出しホース機能の有無も
判断に関わる。
ホース収納スペースが
シンク下に確保できない環境では
引き出しホースなしの型番が
検討対象となるケースがある。
浄水機能の内蔵と
外付け分岐の選択も
設置環境によって分かれる。
キャビネット内のスペースや
既存の浄水器設備の有無が
判断材料となる傾向がある。
TOTOのワンホール水栓では
構造や機能の異なる複数の型番が存在する。
TKS05301Jは
引き出しホースなしの
標準的な構造の型番とされ
シンク下スペースへの影響が
少ない型番とされる。
TKS05305JAは
引き出しホースを備えた型番で
シンク下の収納スペース確認が
前提となる型番とされる。
TKS05321Jは
浄水器内蔵タイプとされ
切り替え操作で
浄水と原水を使い分ける構造が一般的とされる。
型番によって
取付穴径の対応範囲
板厚の対応範囲
スパウト長・高さが異なる傾向がある。
現場では
型番ごとの施工説明書で
数値を照合することになる。
ワンホール水栓の設置では
取付穴径・板厚・スパウト寸法など
複数の条件を事前に確認することが基本とされる。
設置環境と型番仕様の
照合を先に行うことが
交換判断の前提となる。
型番ごとの施工説明書で
数値を照合することが
判断の材料となる。
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→ TKS05305JAの設置条件と使用環境
→ TKS05321Jの設置条件と使用環境
→ TKS05301Jの設置条件と使用環境